派遣会社の労務担当者に心得て欲しいこと
お疲れ様です。
派遣会社の労務担当・採用担当・その他職員さんに心得て欲しいこと、それは『人を物のように扱わない』ことです。
派遣会社は、仕事柄毎日何人もの人に接触します。
仕事の問い合わせがあった方、既に勤務している方、過去に退職した方、登録している方、様々な状況の方と接触をします。
派遣会社=人材業なのでこのような日常となるのですが、
個人差はありますが、人を人として見ない、人を物な感覚で捉えていることって業界特有のあるあるだと思います。
私が気に入らない発言で言うと、
・急に退職された、無断退職した事案が発生した時に、
⇒「○○さんが飛んだ(いなくなった)」という発言。
・急な退職があり、早急に補充をしなければいけない時に、
⇒「○○さんをハメればいい(当てはめる=補充に充てる)」という発言。
私が関連会社(同じ人材業)に伺った際に小耳にした発言ですが、
そこの会社は非常に教育が行き届いていないのです。
私は、行動(発言、動作)はその人の心の持ちようから発するものだと思っています。上記のような発言が出るということはその本人がそういた心持ちであることの証明。
心が変われば行動が変わるものだと思っています。
また、自己暗示のようなものかもしれませんが、行動に気を付けていく中で心が変わることもあると思っています。
職場の中に、目上の人に対する態度が「なってない」人がいました。
基本的に言葉遣いが悪く、自身よりも役職が上、実年齢も上の方に対して、タメ口が出てしまうのですが、そのあたりを注意してもらうために言葉遣いをきちんとしてもらうようにしました。
「今いいですか」⇒「今お時間よろしいでしょうか」
「○○さん」⇒「○○▲▲」※▲=役職名
その方は、仕事は非常によく出来る方なのですが、
そういった立ち振る舞いを気に入ってない一部の上の方からは
少し厄介者のように感じられてしまっているのです。
話が脱線しましたが、結局のところ派遣会社は現在、
求職者に選ばれる立場にあるということです。
選択肢がたくさんあり、同じ派遣先に勤務したければ、
別の派遣会社を通じて勤務することも出来ます。
一昔前は、派遣会社が求職者を選べる時代でしたが、
働き方も様々となり、自社募集を開始している企業が増えている中
派遣会社としては、求職者に選ばれる企業にならなければなりません。
冒頭申し上げたのは一例ですが、そういった心持ちがあると
採用面接の際、仕事の案内の際、ちょっとしたところでそういった行動が出てしまい、求職者・既に勤務中の方の心が離れてしまいかねないのです。
自社の仕事に興味を持って頂き、少なからずの期待を持って登録に来て下さる、働いている方は「働かなければならない」というのが正直なところで、無駄な時間を過ごすために面接に来る方はいません。
最終的に、仕事が合意に至るかどうかは別として、
「自社の仕事に期待をして下さっている」「勤務をして頂いている」という
気持ちを忘れずに日々の業務に取り組んで頂きたいと思います。
特に若い世代の方は、自身よりも目上の方の対応をすることもあるでしょう。
立場としては、採用する側・される側という側面があるかもしれませんが、
まずは自身を売り込む意味できちんとした立ち振る舞いを心掛けて頂けると
業界人として嬉しいです。