派遣の話をするんじゃい

人材業界で感じたことを率直に書いています(^^)

派遣会社の衛生管理

(昨年記事です)

お疲れ様です。

 

私は過去社内で様々な部門を担当しましたが、

今年に限ってはメイン業務の他、衛生管理部門を担当しています。

 

安全衛生の点で、「安全」については指揮命令権を有する派遣先に委ねるところが大きいのですが、「衛生」については派遣先に重点が置かれます。

 

最近の派遣会社さんの様子を聞く中でそういった点での管理不十分が多々あるように思います。

 

現在、衛生面においては新型コロナウイルス感染症との闘いは非常に重要な対応です。

 

感染防止をいかに進めるか。感染者が発生すると派遣先企業さんの業務に支障をきたします。派遣先企業さんの業績悪化の原因を作るということは、その業績に連動している派遣社員さんの雇用にも影響が出る、雇用が不安定になるということは派遣会社の業績にも悪影響を及ぼすこととなり、非常に深刻な問題です。

 

派遣先企業さんも衛生活動には非常に気を配って頂いてますが、

私の個人的な意見を言わせて頂けば、最終的には個々の派遣社員

気持ち・意識ひとつで結果が変わると思っています。

 

その意識をどう作っていくのか。

 

派遣社員さんの目線で考えると、派遣先企業さんは別会社です。

仕事上の付き合いはあってもあくまで別会社。

へたすると、「自分には関係ない」と思われても仕方ないとも思えます。

 

ですので、派遣会社の取り組みが大事になってくると思っています。

派遣社員さんが自分の所属する派遣会社から指示があるとすれば、

その受け取り方は派遣先企業さんからも指示とはまた違うでしょう。

 

私の知る限り、労働災害にしても上記のような感染症にしても、

派遣社員さんが被災した場合、罹患した場合、多くの派遣先企業さんは自身の責任のように捉えてくると思っています。

 

ですが、「お前らはしっかり管理しとんのかい!」と言われても致し方ないとも思います。「派遣社員はお前ら(派遣会社)の社員だろ!」と言われたら、派遣先企業さんは大迷惑を被ることとなります。

 

「そんな派遣会社は使わない」という展開も考えられます。

こういった案件は頑張っても頑張っても、結果をコミットすることは難しく、手応えのないような活動を地道に続ける必要があり、忍耐が必要です。

 

安全衛生管理活動には熱量に差があります。

派遣会社の個々の管理社員の中でも大きな差があります。

 

本当に良い派遣会社を作りたかったら、派遣先と四つに組んでひとつの目的に向かって真剣に取り組まなければなりません。

 

会社はひとり一人の従業員の努力の積み重ねで成り立っていますので、油断によって生じた感染症の発生により、業績に大打撃を与え、経営が立ち行かなくなることにも繋がりかねません。

 

そういった、強い意志を持って衛生管理活動に取り組んでいる派遣会社がいくつあるでしょうか。従業員の個々の生活、派遣先企業さんの今後の経営に微力ながらも支えになっていくことが、人材サービス会社の責任だと思っています。

 

まだ緊急事態宣言も全面解除されない状況ですが、

今季強く頑張りましょう。コロナストレスの解消についてはまた書きたいと思います。