派遣の話をするんじゃい

人材業界で感じたことを率直に書いています(^^)

特別有給休暇

特別有給休暇。

サーシャさんという方のブログで拝見したのですが、サーシャさんがお勤めになっている会社のような配慮がある派遣会社さんの特別有給休暇、素晴らしい取り組みだと思います。

使用期限があるにせよ、非常に有難い制度で、派遣社員さん含めた従業員さんの帰属意識の高まりも期待できますし、モチベーションにも繋がります。

特別有給休暇という点では、現在実施が進められているコロナワクチンの接種についてでも、企業によっては特別有給休暇の措置が図られています。(図られていない企業さんもあります)

個人差はありますが、接種後の副反応により体調不良が生じるケースが少なからず発生しており、その休暇を「特別有給休暇」として処理するケースです。

特別有給休暇の場合は、本人保有の有給休暇の残日数は減らず、出勤同様に給与の支払い対象となります。一方で、同様のケースでも、本人が有給休暇を保有している場合には「本人の有給休暇」、有給休暇が未だ付与されていない場合は「欠勤」、有給休暇を使い切ってしまっている場合には、「休業補償(60%)」もしくは「欠勤」となる等、企業によりその取扱いは差があるように思います。

「特別有給休暇」として処理されないとなると、目先の給与にも影響してきますので、人によってはワクチン接種を行わない、なんて方もいます。(接種はそもそも任意ですので、接種しないこと自体は良いのですが、接種したいのに、給与が下がってしまうから我慢する、であれば残念に思います)

従業員さん個々の価値観が異なる中で善し悪しはつけ難いところですが、こういったケースでは企業さんにとっては従業員さんの帰属意識を高めるチャンスでもあります。逆に、チャンスを活かせなかったことで従業遺産の心が離れてしまった、離職に繋がってしまった、ということがあった企業さんを私は見てきました。

従業員さんが困っている時にどんな取り組みが出来るか、それにより企業さんが困ったときには恩返しが来ることもあります。

個々の人間関係も、会社と従業員さんも、持ちつ持たれつお互いに支え合う、助け合うことが必要だと思っています。

「特別有給休暇」、企業にとってはコスト面では非常に大きな負担となります。ですが、このコロナ禍を乗り切るためには必要なことだと私は思っています。

皆さん、頑張っていきましょう。