派遣の話をするんじゃい

人材業界で感じたことを率直に書いています(^^)

派遣先企業に求めたいこと(福利厚生)

お疲れ様です。

 

派遣社員の均等・均衡待遇」をご存知でしょうか。

 

2020年4月の派遣法改正において、上記のことが取り上げられて

1年半が経過します。

 

この法改正によって、給与の見直しが行われたり、

賞与相当分、退職金相当分の給与が払われるようになり、

各派遣会社ごとに取り組みが進んでいると思います。

 

そんな均等・均衡待遇の中には、「福利厚生施設の利用」というものも含まれています。

 

食堂・休憩所・更衣室は利用の機会を与える義務があり、

その他、保健施設や運動場、保育施設など、供与を講ずるように

配慮する義務が派遣先企業にも求められています。

 

そのような中で、社員食堂の利用に関してですが、

利用は出来るけど、社員割引が適用されないケースがあるようです。

カレーライスは派遣先企業の社員は250円なのに、

派遣社員は400円、みたいなケースです。

 

この点については私もまだこれから調査段階ですが、

均等・均衡待遇というのであれば、義務なのか、努力義務なのか、

という点もありますが、派遣先企業により対応が異なるようです。

 

上記のケースで1日150円割引となれば、1ヶ月20日出勤で3,000円です。

1年間で36,000円、スマホ代が賄えてしまう金額ですので大きなことだと思います。

 

ちなみに、私が経験した中で1番良かったと思えたケースは、

派遣社員さんの昼食のお弁当が無料、自動販売機の飲み物が1本60円という企業です。

 

営業に行った際に、これにはとにかく驚いたのを未だに覚えています。

その時の求人広告には、仕事内容や給与の内容よりも、「お弁当無料!」というのを

強く打ち出したら、恐ろしい位の反響があったのも同時に記憶に残っています。(webの受付、電話応募が殺到)

 

私は派遣先企業さんに対して、派遣社員さんを別格に考えて欲しいとは思っていませんが、

せめて、同じ職場で過ごす者同士、同じ福利厚生の中で過ごして頂きたい、というのが願いです。