ダラダラと残業する人
お疲れ様です。
周りにいると思います、ダラダラと残業しているのではないかと感じてしまう人。
同期で給与水準が同等だった場合、ダラダラさんのほうが収入が多かったりします。一方でキビキビさんは仕事が納期通りで定時上がりで収入はダラダラさん以下。
これってどうなの?ってよくある相談事です。
私も気持ちはわかるのですが、難しいところですね。
まず、ダラダラさんは本当に仕事をダラダラしていて残業しているのか。抱えている業務量・能率はどうか、担当業務が本人のスキルに見合っているのか、等を確認しないと「同期」というだけではなんとも言い切れませんが、周りの方々の気持ちとしてはわかる気がします。
「あいつ、ダラダラ仕事して残業代稼いでんじゃねーよ」
「必死こいて定時に間に合うように頑張ってる自分が馬鹿みたい」
周りのみなさんの気持ちはわかりますが、最終的に評価の判断を下すのは評価者(一般に上長)です。まわりの同僚は評価者ではありません。
職場内の人間関係的な部分での影響は少なからずあると思いますが、今回の例のダラダラさんの評価がどうなるかは評価者次第となりますので、まわりの同僚が抱く気持ちとは違った結果になることも有り得ます。
そうなると気になるのが、評価者の判断基準はどうなのか、という点。
上長である評価者がさらに上の上長の影響を受けずに、評価者権限を持っている場合は、その上長の判断基準の如何によるのですが、どのような環境で育ち、どういった評価基準なのかは気になるところですね。
さらに、その評価者の判断基準を作り上げてきた会社そのものの体質はどうなのか、それも気になります。当該会社での在籍が長く、そこでの経験を基とした判断基準を持っていた場合、その会社の体質がモロに影響してくるわけです。
ダラダラさんのことを、業務の中身までしっかりチェックして評価するのか、長時間勤務=頑張っている、といった評価をするのか・・・。
私個人が気になる点ですと、(ダラダラさんがだらしない仕事をしていることが前提ですが)ダラダラさんが良い評価となってしまうと、その後の業務改善への着手に取り組まないのではないか、という点と、それが当たり前となり周りの職員も同様にそうなってしまう、逆にキビキビさんが仕事に協力的ではない、といった評価になることにもつながってしまう、という点が懸念です。
会社には評価者と被評価者がいます。
いろいろ言いたいことは沢山ありますが、言いたければ評価者になること、評価者に意見が出来るようになること、まずはここから始めましょう。
今回の例に様な、ダラダラさんとキビキビさんは必ずしも、どちらかが評価に勝劣がつくとは限りません。どちらもどちらで良い評価、悪い評価ということもあるのです。
ただ、目先の収入面に着目するとちょっと嫌な気持ちになりますね。
こういった気持ちは、正社員も派遣社員も同様だと思います。
あと、最終的なところで結果がどうか、ということが全てになると思います。会社は結果のために動いています。
残業しようがしてまいが、その従業員の結果はどうなのか、それが大切です。会社は結果を求めて活動をしていますので。
ワークライフバランスなんてことが浸透し始めている世の中です。
今回の例で言うと、キビキビさんみたいな方が、しっかり結果も伴っていければ最高の形だと思います。