派遣の話をするんじゃい

人材業界で感じたことを率直に書いています(^^)

面接時の就業内容説明

お疲れ様です。

 

派遣開始時に就業内容の説明を受けると

思いますが、説明内容と実態の相違は

ありませんか?

 

派遣会社は1人でも多くの方を派遣することが

念頭にあるので、ネガティブな情報は

伝えるのを控える、もしくは曖昧に伝える、

聞かれなければ言わない、そういったことがあります。

 

理由は、就業を辞退されると都合が悪いからです。

 

良かれ悪かれ、実態は実態なので、

働くご本人のことを考えれば派遣先の

実態はありのままを伝えて欲しいと思います。

 

残業沢山あるよ、と言いながら全然なかったり、

基本の業務だけでなく、イレギュラーな作業が

とても多かったり、早期退職が沢山いたり、

いろいろあると思います。

 

過去こういったことがあったけど、

このように解決した、そんなことでも良いと思います。

 

少なからず、その派遣勤務に期待を寄せている

方に対して、正直ベースの説明を行うことが

誠意だと思います。

「簡単軽作業」はしっかり見極めて

お疲れ様です。

 

日雇いアルバイトや短期派遣でよく見られる「簡単軽作業」のフレーズ。

 

しっかり見極めて頂きたいと思います。

 

いろいろな意味があると思っています。

切り分けて考えてみると、下記のような解釈でしょうか。

「簡単」=誰でも出来る、すぐに覚えられる、未経験でも出来る

「軽作業」=(物流の場合)重量物無し、複雑では無い作業、誰がやっても良い作業

 

ただ、誰でも続けれるかどうかと言うと別問題です。

 

「簡単だけど、1日中反復作業はさすがにしんどい」

「誰にでも出来る作業だけど、遣り甲斐が感じられない」

「誰がやっても良い作業なので、重きを置いてもらえない」

「スキルが身につかない、経歴としても重みが無い」

 

上記のような理由で、なんとなく続けられない方が多いです。

 

とは言っても、仕事は人それぞれ求めるものが違うので

穴埋め程度で、正社員採用までの繋ぎとしてする分には良かったり、

前職で責任疲れしたのでこんな感じで気楽に仕事したい、という方には

良かったりもします。

 

結局は「合う・合わない」になります。

 

「簡単軽作業」は、低時給の場合が多いです。

でも、合う合わないは人それぞれです。

 

しっかりと自身の希望条件と照らし合わせて検討して頂きたいと思います。

鬱病懸念の通院

お疲れ様です。

 

鬱病懸念の方が心療内科に通院して、軽度・重度問わず「鬱病」としての

診断が下り、休職する方が増えているそうです。

 

休職が長引く見通しの方は、健康保険から傷病手当金の支給を

受ける手続きをされると思いますが、複雑な気持ちになります。

 

「心」は存在するけど、形として見えないもの。

心の状態の変化により現れてくる症状は見えるものがありますが

心そのものは見えません。

 

私は、心と言うものは鏡のようなもので、身体の五感で感じたものを

映しこんでしまう、影響を受けてしまう、非常に正直でデリケートなものだと

思っています。

 

心の状態は、身体に影響しますし、身体の状態も心に影響します。

心と身体は繋がっていると思っています。

 

私はドクターではありませんので専門的なことはわかりませんが、

心療内科の先生の立場で考えると、辛い症状で来院された方に

対しては、責任ある立場ですので、まったく大丈夫、とは言えないようにも

思います。軽い症状だけど、念のため薬を出しておく、みたいな。

 

医師の先生は権威があるので、素人同士で健康の心配するよりも

一言の重みが違いますので、先生に「鬱症状だね」と言われたら

私なんかはその言葉で心がズドンッと落ちてしまうようにも思います。

 

逆に、そういった先生に「全然大丈夫だね」と言われたら、とても安心出来て

それだけで心がスッキリしてしまうのかな、とも思ってしまいます。

 

人材は決断の連続ですが、医師の先生方の判断の連続も

非常に大変だと思います。

 

診療を受けていみるがどうかの決断、そして先生の判断、

診てもらわなかったらどうなるのか、診てもらったらどうなるのか、

非常にデリケートですが、健康管理上のことなので妥協もしてほしくない。

 

ストレス過多と言われる時代の中で、そういった苦労をされている方が増えています。

まずは、「気付き」が肝心ですので、自分を顧みて「いつもと違う」自分ではないかどうか

セルフケアを進めていきましょう。

 

寮費無料の条件

お疲れ様です。

 

先日、寮費無料の案件が増えているという

お話をしましたが、その無料となる条件に

文句を言っている方から問い合わせがありました。

 

1ヶ月に2回までの欠勤だったら無料、

それ以上なら寮費は全額本人負担だと...。

 

2日までなら余裕で条件クリア出来るんじゃないかと

思いましたが、その方はどうしても納得いかず

その案件の仕事は断ったとのこと。

 

寮費無料ってことは、数万円という金額を

会社が負担しているのでしょうけども、

多少の付加条件は仕方ないと思いますが

皆さんはいかがでしょうか?

 

大手企業に入りたいけど入れない

お疲れ様です。

 

志のある登録者との面談。

 

「○○(大手企業)に入りたいけど、直接雇用の募集はしていないので、派遣としてまずは入りたい」

 

派遣登録に来た理由がこれでした。

とある業務のエキスパートを目指していて

その企業でスキルを磨きたいとのこと。

さらにその後は独立を考えていて、

派遣期間は3年程度を検討中。

 

独学で学んできたことと、前職までその手の

業界に身を置いて積み上げた実績。

職務経歴書はとてもすごいものでした。

 

とは言え、相手があっての就職活動なので

こちらのほうで先方企業が判断材料としうる

ポイントを経歴書の中から取捨選択し取り纏め、

対応予定です。

 

全くいないわけではないけれど、

沢山いるわけではない、こういった志のある方。

とても、応援したくなります。

 

現実的に、希望する会社があっても、

タイミングよく従業員採用しているとは限りません。

 

そういった中で、戦略的に派遣を利用するのは

賢い選択だと思っています。

 

ただ、働くのではなく、働いたその後をイメージして

就職活動をしていく好例だと思っています。

 

派遣先の「職場の社員さん」は把握していないことが多い

お疲れ様です。

 

労働者派遣は、その労働者の保護の為、

安全衛生管理の為、業務内容の範囲を定め、

業務上の指揮命令者を定めています。

 

派遣会社の営業担当者が契約締結の件で

主にやり取りをする派遣先の総務担当者・人事担当者は

当然労働者派遣法について、締結した派遣契約内容に

ついて把握しているでしょう。

 

しかし、派遣社員さんが実際に業務をする職場の方々は

その内容について把握していない場合が多いのです。

配属される職場の管理者(部長・課長・係長)といった方は

把握していますが、派遣社員さん目線で言うところの「同僚」に

あたる派遣先の一般社員さん(役職の無い方)は大半が

把握しておりません。

 

ですが、同僚なので指揮命令という表現は適さない程度の

業務指示や依頼事項の伝達の際に、契約外業務を

依頼してしまうことがあるのです。悪気なく。

 

派遣先企業さんの担当者さんは、その点十分に注意する必要があります。

クレームになりやすい事柄ですし、依頼した業務があれば契約内容を

変更してもよいと思います。法に沿っており双方合意であれば

契約変更はできます。

 

「契約」は約束事、非常に大切なことです。

きちんと指示を末端まで落とし込み、適切な対応をお願いしたいと思います。

時給が高くなってきています

お疲れ様です。

 

派遣会社の求人の時給が高くなってきています。

 

派遣社員募集の時給変動は、根底には派遣先企業が出す派遣料金の高低が影響しています。

 

派遣料金が高くなれば、派遣会社が捻出できる給与(時給)も高く支払えるようになるので基本的には比例します。

 

では何故時給が高くなるのか、要は人が集まらない、採用が進んでいない、というのが一般的な理由となります。

 

派遣先にしろ派遣会社にしろ、人材確保をしたいという気持ちは一緒です。ですが、派遣先の周辺には当然人材確保に関しては競合となる他企業が存在しますので、そこでの競争に負けまいと条件を上げて(時給を上げて)くるのです。

電気屋さんで、「うちのほうが安いよ~」みたいなものです。

 

では、もう少し掘り下げて、なぜ人が集まらない、採用が進まないのか、ですが、そこには理由がいろいろとあります。

 

・地域的に人が集まらない(人口が少ない地域に就業場所がある)

・競合他社が多く人が取り合いになり、採用が進まない(求人倍率が高い)

・採用条件が高く、採用が進まない(難しい職種)

・評判が悪い(口コミの影響など)

 

直近では、求人倍率が高めの水準となってますのでその影響が大きいと思います。そして、派遣社員の場合は、あくまで臨時雇用・臨時採用という意味合いが強いので、給与水準もある程度の許容を持って変更することが可能なのです。

 

これが正社員で終身雇用を前提にしていると、長期的なキャリアプランや給与テーブルとのバランス、既存社員とのバランスなど配慮することが多くなり、既定のテーブルに合わせることが筋となりますが、臨時雇用の場合はそれを理由に調整が可能となるわけです。

 

時給が高くなっても、仕事内容は同じであれば高いほうが良いですね。就職活動は縁物とも言われ、その時々のご縁(タイミング)で条件が異なったりすることもありますので、時給が高かったら運が良かったと前向きに捉えても良いと思います。

 

現在、最低賃金の底上げが進もうとしている時代です。

地方の飲食店の契約社員(アルバイト)の募集でも時給1,000円を超える時代ですから、どの業種でも全般的に高くなる動きになってくると思います。

 

時給が高いから難しい仕事かもしれない、って思う時代は終わりになろうとしています。私が入社した頃は、安い時給だと応募者が少なくなるが、高すぎると難しい仕事と勘違いされて応募者が来ない、といったことがありましたが、それは昔の話。

 

ただし、反面では派遣先企業さんからすると、1人当たりの人件費(外注費)は上がっていてコストアップになっているわけですから、費用対効果の面では、働く派遣社員さんへの評価を厳しく見られるようになる可能性も秘めています。

 

時代背景が影響しているとは言え、コストを掛けたのにアウトプットが変わらないのであれば利益が下がるだけです。各社販売価格の変更が行われたりすることも多々目にしますがそういった影響もあるのかもしれません。

 

ひとまず、時給が上がってきている傾向になります。

「時代が変わってきている」ということをご認識頂き、求人情報を見て頂ければと思っています。

 

田舎町で工員200名採用したい

お疲れ様です。

 

知り合いの同業の方から相談がありました。

 

田舎町にある中堅会社(非上場・製造会社)で、

派遣社員を200名採用したい。どうすればよいか?

 

会社名をお聞きして検索しましたら、とある部品メーカーですが

その手の業界では名の知れた派遣先企業企業さんでした。

 

就業場所を確認したところ、田舎町で中心街からも離れており、

工場を立地するには良い場所なのかもしれませんが、

周辺人口が少なく、遠方からの通勤者を募った場合では

冬季は降雪の影響でそこの地元の方は懸念を抱いてしまうような環境だそうです。交通の便も良くなく、駅からは遠く、公共機関の本数も少なく、自動車通勤が主な移動手段だそうです)

 

なおかつ、地元では評判が良くないようなのです。(ネット情報)

 

派遣社員の単純定着率を70%と仮定し、10名採用・3名退社で考えると、200名の増員には285名の採用が必要となります。

 

依頼された派遣会社さんはどのように対応するのでしょうか。

早く採用が進まないと、現場はとんでもない残業だらけの惨状になるような気がします。

キャリアアップは自分次第

お疲れ様です。

 

派遣社員のキャリアアップについて私なりの

考えを書きたいと思いますが、長くなりそうなので

端的に言うと、【自分次第】と思います。

 

環境や条件を揃えるのも大変ですが、

揃っていたとしても行動に起こせるかは自分次第。

 

現在、派遣会社では様々な形でキャリアアップ支援が

行われておりますが、本人にその気がなければ

身になりません。

強いていえば、その気にさせる、気付かせてあげることが

派遣会社の仕事と言えるかもしれません。

 

まずは出来る出来ないは置いておいて、

自分がどうなりたいのか、書き出してみましょう。

 

頭の中だけでは、記憶の許容を超えてしまうことも、

書き出すと頭の整理が出来るものです。

 

順不同、優先順位不問、要否不問、

とにかく書き出すこと。

 

そこに、それに対して必要なものを付け加える、

足りないものが見えてくる、補うためにどうするかを

また書き出す、という方法。

 

書くことが大変でしたら、パソコンのメモ機能を

使っても良いでしょうし、私はエルセルに一覧にして

纏めてみたりしました。人それぞれスタイルがあると

思いますので好みのやり方だと、前向きに出来るでしょう。

 

まずはここまで。

これが目的ではありませんので、今後のブログで

その先について考えていきたいと思います。

子育て世代の女性からの相談

お疲れ様です。

 

子育て世代の女性から良くある相談です。

 

「子どもの用事で早退や欠勤が増えてしまいますが大丈夫ですか」

 

⇒ダメだと言ったら早退や欠勤は無くなるのですか?(逆質問)

 

子育て世代の女性から良くある相談ですが、ハッキリ言って普通に考えたら早退や欠勤は増えると思います。本人都合ではなく、子ども都合なので仕方ない部分があります。本人も休めば給与が引かれるし、休まざる得ないから休むのであって仕方ないと私は思ってます。

 

派遣社員の場合、そこに派遣先企業も関わってくるので少し大変なのですが、私の場合はそういった方を派遣する際には派遣開始する前段階で派遣先企業さんへ了解を得ておくので、職場のほうにもそのつもりでいて頂きます。

 

でも、派遣先企業内には同じような子育て世代でも全然休まずに仕事の勤務日程を全うしている方もいるでしょうから、子ども都合だからといって評価に影響しないかどうかという点では何とも言えません。

 

あくまで本人都合、家庭都合となります。

 

なので、そういった方には自身の都合で休むことがあっても良いが、まわりの方で同じような理由で休みがあった場合には積極的にフォローに協力して、「持ちつ持たれつ」のバランスを意識して過ごして下さいと伝えます。

 

職場は、いろいろな方の共同生活ですからそれぞれ都合があります。

ですが、その中でしっかりとバランスを取って過ごしていく配慮が必要と思います。

 

「〇〇さんは休みが多いけど、△△の時には手伝ってくれているかた助かるね」というように言われたいものです。

 

子育て世代の方は、(家庭事情も様々だと思いますが)会社に行って仕事、家に帰っても仕事(家事)、という感じだと思いますので、非常に苦労があると思います。

 

全ての明るく元気に前向きに出来れば良いですが、そんな気持ちを維持できる方は少ないと思いますので、休める時にはしっかり休んで、仕事に余裕がある時には家庭に内緒で有休を取って少し自分だけの為の時間を過ごして家事をサボってみたりしながらストレス調整も図って頂けると良いと思っています。