ストレスチェック・セルフケア
お疲れ様です。
全国でストレスチェックが導入されて数年が経ちます。
会社の労働衛生担当者が中心となってメンタルヘルス不調の未然防止に向けた取り組みをしていると思いますが皆さんいかがでしょうか。
派遣会社にとっても、ストレスチェックは義務付けられており、提携している医療機関と連携して実施するのが一般的かと思います。
そのような中ですが、派遣社員は比較的ストレス度合いが高いと言われています。理由は、職場起因における部分の影響が大きく、仕事量の調整・コントロールが難しい点、派遣社員という立場上、気を抜けることが少なく緊張度が高い、所属する派遣会社の労務担当が近くにおらず、フォローが効きにくい、ということが主な要因です。
そこで大切になるのが自身によるセルフケアです。
皆さんは、いまいつもと違う自分ではありませんか?
イライラする、体がだるい、体調が優れない、食欲がない・・・
自分と自分は毎日のお付き合いなので、慣れてしまうことが多いですが、客観的に自分自身を見つめてみましょう。
そういったものを専門家に言わせるとストレス反応というそうですが、
思い当たる方は注意が必要です。普段一緒にいる人に聞いてみるのも良いでしょう。周りの方は自分以上に自分のことを知っていることもあります。
まずはストレスに気が付くこと、その次にそれに対する対処を行動に移すこと。気が付かないのが一番怖いことです。
ストレスチェックは健康診断と同様に、今の自分自身の状態を客観的に判定する手段のひとつです。
しっかり把握しておくことがまずは大切。
小さな積み重ねが、後々の大きさ障害へと発展してしまう可能性があります。個人的には年4回くらい実施しても良いと思っています。
毎日の仕事は同じように見えて、実はいろいろと変化があります。
忙しいとき、そうでない時、人事異動でまわりの人が変わった、
作業方法が変わった、新しい手順が加わった等、同じように見えても微妙な変化がストレスに影響します。
ストレスは皆あります。感じ方は異なりますが皆あります。
そのストレスを仕事以外の場所で解消する、ストレスにならないような心掛けをする、などいかにコントロールしていくかが大切です。
そのためには先ほども申しました通り、今の自身の状態はどうなのか、をしっかり把握しておくことが非常に大事になるのです。
ストレスチェックは実施は会社の義務ですが、その結果をもとに今後どういう行動をしていくのか、どういうセルフケアをしていくのか、を考えていくことが一番大事なことです。
コロナ禍で我慢が多い状況ですが、そういった要因も含めてストレスとどう付き合うか、「withストレス」の精神で、うまくセルフケアを進めていただきたいと思います。